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私がDWDに参加した感想

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DWDに参加した感想

私がDate With Destinyのオーストラリアのシドニーで参加したときの感想をお伝えします。

目次

Date With Destinyの概要

Date With Destiny(通称DWD、デート・ウィズ・デスティニー)は、アンソニー・ロビンズがもっと好きだと言っている6日間のセミナーです。

価格は席の種類や申込み時期にもよりますが、およそ$5000(約65万円)とけっして安くはありません。また、これとは別に飛行機代、1週間以上のホテル滞在費もかかります。すると、日本からの参加では、総額で約100万円がかかると言われています。

6日間にはそれぞれテーマがあり、いろいろなことを学びつつ、アンソニー・ロビンズの公開コーチングで気づきを得つつ、ワークを通じて自分の内面への理解を深めていきます。

6日間の各テーマは以下の通りです。

  • Day1: PREPARATION DAY(準備の日)
  • Day2: EVALUATION DAY(評価の日)
  • Day3: DISCOVERY DAY(発見の日)
  • Day4: GOAL SETTING & RELATIONSHIP DAY(目標設定と夫婦関係の日)
  • Day5: TRANSFORMATION DAY(変容の日)
  • Day6: INTEGRATION DAY(統合の日)

まず、実際参加してどうだったのか、私の感想をお伝えした後、それぞれの日に行ったことのハイライトをお伝えしようと思います。

毎年世界各地で行っており、2023年のイベントスケジュールは以下にまとめました。

>アンソニー・ロビンズのセミナーイベントのスケジュール

私に起こった変化と参加した感想

「100万円と1週間もかけて参加する価値があったか?」と聞かれたら、私は迷わず「YES!!」と答えます。

実際、私はDWDに参加して、収入がいっきに上がり、人生の自由度が上がり、両親との関係が改善し、コミュニケーションの質がよくなり、まさに人生が変わった体験でした。

私の友人の男性も参加する前は、正直ちょっとなよなよしていて頼りなかった印象があったのですが、帰国して会ったら、すごくたくましい雰囲気に変わっていて驚いたことがあります。

私が聞く限りでは、ほとんどの参加者は自分の内面の問題については解決して、幸福度が上がっているのではないかと思います。

ただし、のちほどデメリットというか、注意点もあるので、それについてはのちほどデメリットのパートでお伝えします。

いずれにしても、なぜそのような変化が私に起こったのかについて、学べるコンテンツを通じてお伝えしていきます。

3つの人生の公式

まず最初に習うことの1つに、「人生の公式」というものがあります。
「人生の状態(LC: Life Condition)」「人生の設計図/青写真(BP: Blue Print)」の関係です。

※ なお「青写真」は、昔は設計図を「青写真」と言って青色の背景の複写に使われたため、「将来の計画」「将来像」のような意味で使います。

LCとBPの関係には3種類あり、公式としています。

幸せの公式

1つ目が幸せの公式です。「LC = BP」になります。
「あなたの人生の状態」と「あなたの人生の青写真」が一致している状態です。

自分の今の人生の状態は、あなたが望んでいる姿になっていますか?

あなたが幸せなときは、その通りになっていると思います。

不満の公式

2つ目が不満の公式です。「LC ≠ BP」になります。
「あなたの人生の状態」と「あなたの人生の青写真」が一致していない状態です。

何かうまくいっていないと感じるのであれば、人生の状態とあなたが望んでいる状態が一致していないということです。

これはすごく当たり前のことなのですが、意識してみることで、「何が一致していないのだろう?」と考えることができ、対処の道が見えてきます。

苦しみの公式

3つ目は苦しみの公式で「LC ≠ BP かつ 変化に絶望を感じている」状態です。
この状態は、助けを求めている状態です。

私ももともと人に助けを求めるのが苦手なほうですが、コーチの仕事をしてからわかったことがあります。

それは、その人にとって何ヶ月も何年も悩んでいた「解決するのは不可能」「どうやっても変わることはできない」というような悩みも、相談してみたら5分、10分で解決してしまうことは多々ある、ということです。

人に相談するのには勇気が入りますが、相談してみるのもいいと思います。私のクライアントさんたちは、よく深刻な悩みを打ち明けるように話し始めますが、解決し、パッと明るい表情になって
いく姿は、私にとっても嬉しいものです。

「相談するのは、相手への負担」と考えるのは思い込みです。「相談するのは、人の役に立てて嬉しいこと」かもしれないと思っておくといいでしょう。

もちろん、だからといって、相談する相手への時間や労力をとってしまうのも事実なので、相手に対して敬意を持って相談することも大事です。

人生の設計図とは

人生の設計図は、BP(ブループリント)のことですが、アンソニー・ロビンズは狭義の意味の設計図と広義の意味の設計図について、それぞれ説明しています。

狭義の意味での人生の設計図は、ガイディング・フォース(導く力)と読んでいます。

※なお、「力」という言葉は英語ではForceの他に、Powerもあります。一般にフォースは「物理的な力、実際に力がかかっている感じ」、パワーは「能力を含めた潜在的な力」というような意味で使われます。

「ガイディング」というのは、どういう意味かというと「方向性を決める」ということです。

アンソニー・ロビンズは、ドライビング・フォース(原動力)についても話しますが、動かす力がドライビング・フォースなのに対して、どの方向に向かうのかが、ガイディング・フォースになります。

ガイディング・フォースでは、7つの信念体系が挙げられています。

1. Global Beliefs:広範にわたる概念についての認識

例えば、「人生とは?」「時間とは?」「子どもとは?」「神とは?」「人々とは?」など、人によって、どう捉えているかは異なります。

例えば、「人生とは修行である」と言っている人と「人生とは遊園地である」あるいは「人生とはギャンブルだ」と言っている人では、同じ環境・状態にいても反応がまるで変わってくるということです。

2. Identity Beliefs:アイデンティティ、自分に対する認識

自分自身をどう認識しているか、です。「自分は何者なのか?」ということです。

「私は勝者である」という人と「私は不完全だ」という人と「私は夢を追いかける人だ」という人では、やはり同じ環境・状態にいても反応がまるで変わってきます。

3. Primary Questions:プライマリークエスション、いつも自分に問いかけている質問

研究結果にもよりますが、私たちは1日あたり3万5000回とか6万回とか思考をするといいます。

その際に頻繁に出てくる質問はあなたの人生にとって、大きな影響を与えるでしょう。しかも、その多くは「無意識な質問」で言語化されていないことも多いです。

例えば、「この出来事のいいところはなんだろう?」と質問している人は、出来事から「いいこと」を無意識に見つけます。それに対して「この出来事の改善点はなんだろう?」と質問している人は、同じ出来事から「改善点」を無意識に見つけます。

「私は人に比べて、優れているだろうか?」という質問をしている人と「私はいま他の人にしてあげられることはなんだろうか?」と考えている人では、あらゆる場面で行動が変わってきます。

4. Values:価値観

価値観は無意識の選択順位です。これについては後述します。

5. Rules:ルール

ルールは、「何が起こったら」「価値観が満たされたことにするか」ということです。こちらについても価値観の統合で説明します。

6. Vehicles:ニーズを満たすために使っている手段

アンソニー・ロビンズは人の動機を6つ(ヒューマン・シックス・ニーズ)と説明しますが、その満たし方は人によって様々です。

例えば、同じ「重要感」を満たすために、ある人は「勉強を頑張る」のに対して、ある人は「身体を鍛え」、またある人は「化粧をする」かもしれません。「不良になって暴力をふるう」かもしれませんし、「弁護士になって人々を救おう」とするかもしれません。

同じニーズでも、どのような手段でニーズを満たそうとするかは、あなたの人生を大きく変える要因になります。

7. Situation specific beliefs:特定の状況における信念

これは例外ルールのことです。どのような場面で、自分のルールを破るでしょうか?

例えば、「会社は休むべきではないが、友人の結婚式のためなら休んでもいい」と思う人と「親族ならいいが友人では休むべきではない」と思う人がいます。

検索してみると、真っ二つに意見が割れています。

「会社をなめるな」「親族でないなら、ただの遊びだ」という意見と「人生で一度しかない機会だから行ったほうがいい」「その後の友人関係に影響する」というように、会社とプライベートの踏み絵のようですね。

教材によっては、「プライマリー・クエスチョン」の代わりに「メタプログラム」が追加されることもあります。

いずれにしても、これらガイディング・フォースは、人生に対して大きく影響します。

DWDでは、これらについて深く見つめ直していきます。

広義の人生の設計図は「モデル・オブ・ザ・ワールド」といって、「ボディ・マインド・スピリット」についての見ていきます。

DWDではこれらについても、ざっと確認していきます。

リレーションシップ・デイ

リレーションシップ・デイは「夫婦関係の日」です。Relationshipは、「人間関係」という意味なので、夫婦関係に限らないのですが、多くの場合は夫婦関係を題材にします。

Netflixの『I AM NOT YOUR GURU』でも、夫婦関係のセッションが観られます。

なよなよしていた男性が、ライオンのように覚醒して、その後の身体の使い方が大幅に変化しているのは、すごいです。観ていない方は観てみるといいでしょう。

この日に学ぶことは、「どのようなパートナーを選ぶべきか」「男性エネルギー、女性エネルギー」「リレーションシップの6つのポジション」など様々です。

特に、夫婦関係がうまくいくかどうかは「誰を選ぶか」が80%を占めていると、アンソニー・ロビンズは言います。

選び方を学ぶのはとても重要なことだと思います。

この辺りは、ニーズがあれば追記していきます。

プライマリー・クエスチョンの書き換え

プライマリー・クエスチョンを書き換えると、人生は激変します。

私はこのセッションにかなり苦労し、3日間しっくりしたものが作れませんでした。

そもそも、自分がどのようなプライマリー・クエスチョンを持っているのかがわかりにくいです。参考までに、アンソニー・ロビンズとそのトレーナーなど、元々どんなプライマリー・クエスチョンを持っていたか、例を挙げておきます。

アンソニー・ロビンズ「何が改善できるか?」
ジョー・ウィリアムズ:「どうしたら自由になれるのか?」
ジョセフ・マクレンドン:「どうしたら他のヤツの意見を変えられるのか?」
有名女優「私の何が間違っているのか?」

変更する際には、「ポジティブな前提」と「さらに」「もっと」などポジティブな言葉を入れると効果的です。

価値観の変更

価値観は「何が重要か」ということです。「あなたは何を重要視しているのか」ということです。

ほとんどの場合、自分が何を重要視していて、その優先順位がどうなっているかを意識していることはありません。

以下アンソニー・ロビンズの過去の価値観と今の価値観です。

アンソニー・ロビンズの20代の時の価値観
アンソニー・ロビンズの今の価値観

また価値観が、どうなったら満たされるかのルールも満たされやすい方法で設定します。

すると、自分が望むこと優先しやすくなり、しかも心が満たされやすくなります。

DWDのデメリット

DWDのデメリットとしては、最後の「価値観の変更」の部分だと思っています。

価値観の変更は素晴らしいのですが、「簡単に満たされるルール」を設定することで、簡単に幸せになることができます。

一方で、仮に「何もしなくても、周りの人にどう言われようが、生きているだけで幸せ」というルールを新しく設定したら、働かなくなり、また社会的な人間関係から孤立していってしまいます。

それでも、その時に感じていた「仕事をしなければならない」「周りの人の目が気になって仕方がない」というような苦しみからは解放され、幸せにはなるのですが、持続可能な解決策とは思えません。

そうならないように、アンソニー・ロビンズは「成長と貢献」にフォーカスするように、と言っています。

「成長と貢献」にフォーカスすることを組み込んだ価値観を設定している限り、人生は良くなり、
人間関係も豊かになるはずですが、そうしたことをきちんと理解しないと、QOL(人生の質)が下がってしまう結果につながってしまうかもしれません。

まとめ

アンソニー・ロビンズのDate With Destinyは素晴らしいセミナーだと個人的には思います。

ただし、きちんと理解してから行ったほうがいいですし、基本的に英語ですので、通訳をつけていたとしても準備をしていたほうが、よりよい体験ができるでしょう。

かなり高額ですし、長期の休みも必要です。しかし、機会があれば、ぜひ参加してみることをお勧めします。

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この記事を書いた人

長谷川大輔のアバター 長谷川大輔 人生の帰路で出会うコーチ

日本人として初めて世界No1コーチと呼ばれるアンソニーロビンズ氏のコーチング会社のコーチ認定プロセスを修了。独立後、プロコーチ歴12年。東京、大阪、名古屋、福岡でセミナーを開催。のべ数千名。

現状に満足しておらず、何か仕事や人間関係、人生に変化を起こしたい、何かを変えたい時のヒントを提供しています。具体的には心理学をベースとした変革の方法、人間関係の課題解決、目標設定や時間管理、パフォーマンス管理などについてお伝えしています。

クライアントさんの中には、数千万円稼げるようになった人や理想の結婚をした人や家族関係が回復した人やダイエットに成功した人や長年の悩みが解決した人や人生の目的を見つけた人など、人生が変わった、人生が劇的に良くなったと報告してくれる人たちが多数。

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